健康で長生きするために

秋の味といえば「渋味」です。これは本来五味には含まれないのですが、秋の果物は渋いです。代表的なものとしては「渋柿」、「銀杏」、「ブドウ」、「栗」（渋の中に栗が入っています）・・・等。渋みで冬の身体の準備をしましょう。

以前なら冬場の寒い時期が多かったのですが、なぜか夏場に多くなっている現象とは・・・大きな原因の一つが下半身の冷えです。最近は冬の寒さより夏場の冷房よる冷えの方が、より体（特に下半身）を冷やしているようです。

最近の朝のニュースで「黄砂」の飛散状況が発表されていますが、5月に入って咳や喉痛み・鼻水などの、症状を訴えている方が増えているそうです。この黄砂は呼吸器系の病気だけではなく、様々な日本人の健康に大きな影響を与えているとのこと。

先日、中浦和の生活クラブで「大人の学校」主催の講座を開催させていただきました。題名は「自立して健康に生きる力を身に付ける」です。データーによると昭和30年ごろの国民の医療費は2,400億円ほど。しかし、55年後の平成25年の統計ではなんと！40兆円です。

当院に見えられるうつ症状のお客様を見ていると、ある姿勢が共通していることが多いです。どんな姿勢かというと「猫背」になっているということです。これは多くのお客様に当てはまります。猫背の姿勢は背中の筋肉が緊張しています。

先日テレビで首のコリと「うつ」についての番組をやっていました。首のコリと大いに関係しているとのことです。当然と言えば当然です。当院でも「うつ」は首のコリが原因であり、脳の異常ではないとずっと言ってきています。

巷には○○健康法というのが溢れかえっています。お金のかからない健康法は良いのですが、お金がかかる健康法は少し考えものです。健康になりたいという願望があり、その心を見透かしたような商売が成り立ちます。

「健康は命より大事」って聞くと？？？となってしまうと思います。命がなければ健康はないでしょう。ではなぜこういうことを言うのか？健康があっての人生だと思うからです。命を守ることよりも健康でいることの方に、より気やお金を使うべきだと思うのです。

梅雨の時期はうっとおしいと思われる方も多いと思います。梅雨の時期にうっとうしいのは、雨そのものもありますが「湿気」と「低気圧」です。「湿気」は昔の古傷ではありませんが、「神経痛」などの神経に悪さをします。低気圧は「自律神経のバランス」を微妙に崩します。

時代は治療から予防する時代へ変わっていくことが予想されます。しかしもう1歩先の健康維持まで行ってほしいと思います。「健康を維持する」ということは、健康な状態や元気はつらつなイメージなど、脳にはポジティブイメージしかありませんから病気を引き寄せません。