自律神経失調症と更年期障害の違いと改善法

更年期障害で悩む女性
自分は「自律神経失調症」なのか「更年期障害」なのか分からないという悩みをお持ちではありませんか?

確かにこの両者は分かりにくいと思います。

その違いについて解説していきたいと思います。

自律神経失調症と更年期障害の定義

 

自律神経失調症とは

自律神経のバランスが乱れることによって、様々な心身のつらい症状に悩まされる状態です。

正式な病名ではありません。

「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変(形態的な変化)が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」と定義されています。

「自律神経」とは自分の意志で動かすことができない神経で、「交感神経」と「副交感神経」があり、通常は拮抗して働いています。

【自律神経とは】詳しくはコチラをご覧下さい
「自律神経の交感神経と副交感神経の働きとは」

そのバランスが、生活習慣の乱れや身体的・精神的ストレスなどによって乱れ、様々な心身の不調に悩まされるようになる症状を「自律神経失調症」と呼んでいます。

症状は自律神経が臓器や器官もコントロールしているため、動悸・息切れ・食欲不振・めまいなどの身体症状から、精神的な症状である、気力が湧かない・不安感などまで多岐にわたります。
 

更年期障害とは

更年期に女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで、心身の様々なつらい症状が現れる状態です。

【更年期とは】
女性は規則的であった月経周期がやがて不規則になり、50歳前後で閉経を迎えます。
この閉経の時期をはさんだ前後数年ずつの約10年間(一般的に45〜55歳頃)のことを「更年期」と呼んでいます。

定義は以下のようになっています。
「更年期に現れる多種多様な症状の中で、器質的変化に起因しない症状を更年期症状と呼び、これらの症状の中で日常生活に支障きたす病態を更年期障害と定義する」

症状としては一般的なホットフラッシュをはじめ、のぼせ・発汗などの血管系の症状から、動機・肩こり・冷え・しびれなどの身体的症状、イライラ・情緒不安定などの精神症状まで多岐にわたります。

 

自律神経失調症と更年期障害が見分けにくい理由

「自律神経失調症」と「更年期障害」が見分けにくい理由は、定義に書いてありますが、「器質的変化に起因しない症状」というところでしょう。

要するに、いくら検査をしても異常が見つからないのに、心身の不調に見舞われる症状が同じということです。

両方とも症状は身体的な症状から、精神症状まで多岐にわたりますから、確かに難しいところでもあります。

そしてどちらも、結局は「自律神経のバランス」が乱れることで、発症しているというところも同じです。

 

自律神経失調症と更年期障害は原因が違う

不規則な生活習慣

自律神経失調症の原因

不規則な生活習慣

現在は夜も電気のおかげで、昼間と同じような生活ができるようになりました。

その為、本来は寝る時間になっても夜遅くまで起きていたり、昼夜逆転の生活をする人達もいます。

そのことで「交感神経」と「副交感神経」のバランスが乱れて症状が現れてしまいます。
 

様々なストレスの影響

私たちは、様々なストレスにさらされていて、現在はストレス社会とも言われています。

【身体的ストレス】
肉体の酷使を強いられる仕事や、寝る暇もないぐらいの大量の仕事に追われる・・・等で、身体が疲労してしまい自律神経のバランスを乱してしまいます。

【精神的ストレス】
人間関係や仕事のトラブル、病気や将来への不安、家庭や会社での不平・不満・・・などが長期にわたる場合に自律神経のバランスが乱れてしまいます。

【環境的ストレス】
都会における空気汚染や騒音障害・公害、または住環境や仕事環境の急激な変化などにより、自律神経が乱れ発症する場合もあります。
 

更年期障害の原因

更年期障害も同じように、自律神経のバランスが乱れることで症状が発生しますが、その主たる原因は、閉経に伴い、卵巣が衰え、卵巣から分泌される女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」が急激に減少することで起きるということです。

それ以外に自律神経失調症と同じように、その人個人の性格的や仕事・家族関係(家庭環境)などに起因する社会的因子が関与することも指摘されています。

 

自律神経失調症も更年期障害も問題は自律神経

更年期障害で、「ホルモン補充療法」を検討する場合は、違いを明らかにした方が良いのかもしれません。

しかし通常は、「自律神経失調症」と「更年期障害」の違いを議論する必要性はないと思っています。

なぜならどちらも、「自律神経のバランス」が乱れることで症状が発生しているからです。

「自律神経失調症」は様々な心身の無理がたたって、自律神経のバランスが乱れている現象。

「更年期障害」は女性ホルモンの減少という、女性の身体のとてもデリケートな時期に、様々な要因で自律神経のバランスが乱れている現象。

どちらも、「自律神経のバランス」の乱れさえ改善することができれば、症状は改善するはずです。

 

自律神経のバランスを改善する方法

当院の施術風景

「整体」で身体の硬直を緩める

なぜ自律神経のバランスが乱れるのでしょうか?

乱れる理由は、自律神経失調症の原因の所で述べてきましたので、お分かりいただけたと思います。

それでは、自律神経のバランスが乱れている時の、身体の状態はどうなっているのでしょうか?

整体師として身体をみせていただくと、このような症状でお悩みの方の身体は、ガチガチに固くなっています。

特に背中から首にかけて固くなっている方が多いです。

身体の筋肉が硬直して固まりすぎているために、症状は起きている(症状を出せている)と思っています。

身体が緩んでいれば症状は出ないはずだと・・・

筋肉が硬直して固まると、「血流」・「神経」・「リンパ」の流れが滞ってきます。

このような身体の状態があるからこそ、当たり前につらい症状は起こせると思っています。

このような状態では、健康にいることの方が逆に難しいということです。

改善するには固まっている筋肉をほぐし、「血流」・「神経」・「リンパ」の流れを元の状態に戻してあげなければなりません。

それができれば症状は改善するはずです。

「自律神経失調症」や「更年期障害」でお悩みの方は、「整体」という選択肢があることをご理解ください。

薬の副作用で悩むこともありません。

様々な症状も身体がほぐれてくれば徐々に治まってきます。
 

自分でできる改善法

半身浴をする女性
ご自宅で自分でできる改善法についてお伝えします。

身体が硬直していますので、その体を緩めなければいけません。

筋肉の硬直は温めれば緩くなり、冷やせは固くなります。

お風呂や・半身浴・足浴などで身体を温めてください
(特に半身浴はお勧めです)

それ以外にも。呼吸法、食事、運動、ポジティブ思考・・・等色々とあります。

以下の方法を参考にしてください。

・爪もみ健康法を行う
・食生活に気を付ける(陽性のものを食べる)
・ストレス発散法を見つける
・適度な運動をする
・ポジティブ思考を心掛ける
・呼吸を整える(腹式呼吸)
・薬の長期服用を避ける
・たまには身体に悪いことをする
・開き直る
・・・・等

それについては詳しくはこちらをご参考ください。
「自然治癒力を高める11の方法を詳しく解説」

 
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