自律神経失調症とうつとの違いを分かりやすく解説

自律神経失調症で悩む女性
自分は「自律神経失調症」なのか、「うつ」なのか分からないとお悩みではありませんか?

症状がどちらも似ているので分かりにくいと思います。

その疑問について、当院の見解も含めて解説していきたいと思います。

 

そもそも自律神経失調症・うつ病とは

自律神経失調症とは

「自律神経失調症」は本来病名ではありません。

その名の通り、「自律神経のバランス」が乱れることで 、心身の様々な不定愁訴に悩まされる症状です。

症状は肉体的なことから精神的なことまで多岐にわたり、様々な病院を転々とすることにもなってしまいます。

学術的には「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変(形態的な変化)が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」と定義されています。

自律神経とは

その名の通り自律して動いている神経で、人の意識で動かすことができない神経です。

「交感神経」「副交感神経」があり、このバランスが取れている状態が健康体であり、バランスが乱れた状態が「自律神経失調症」と呼ばれていると思ってください。

詳しくはこちらをご参考にして下さい。

「自律神経の交感神経と副交感神経の働きとは」
「自律神経のバランスの乱れと病気の関係」

 

うつ病とは

うつ病は自律神経失調症と違って、医学的に病名が認められている「精神疾患」になります。

「脳」という臓器の病気という考え方です。

うつ病の明確な発症メカニズムは現時点では解明されていません。

脳内の神経伝達物質である、セロトニンやドーパミンの機能低下が関与している、との仮説が有力視されています。

症状は抑うつ気分や不安感・意欲の低下等の心理的な症状が主ですが、様々な身体的な自覚症状を伴うことも珍しくありません。

最近は新型コロナによる自粛生活などの影響もあり、患者が増えている傾向が見られるようです。

 

自律神経失調症とうつ病の症状の違い

悩む医者
自律神経失調症とうつ病の違いで分かりにくいのは、どちらも肉体的な症状と心理的な症状があるところだと思います。

しかし、どちらが先に現れた症状かによって、いくらか判断できるのではないでしょうか。

当院では以下のように考えています。
 

自律神経失調症の症状

原因は身体的な疲弊の場合や、精神的な疲弊の場合があると思いますが、症状はまず身体に現れると思います。

身体の不調がなかなか改善しないために不安感や恐怖感を覚え、心理的なところまで症状が出てしまうと考えています。

【流れとしては以下のような経過】

不眠症で眠れない(身体的症状)

この状況がいつまで続くのだろう

不安感・イライラ(心理的症状)

 

うつ病の症状

原因は自律神経失調症と同じように心身の両方にあると思いますが、症状はまず心理的な症状が現れ、身体的な症状まで発展していく傾向が強いと思われます。

【流れとしては以下のような経過】

不安・気力が湧かない(心理的症状)

身体を動かさない

不眠になり眠れない(身体的症状)

 

自律神経失調症とうつ病の違いに対する当院の見解

上記の症状の流れから判断しますと、断言はできないと思いますが、大まかに言ってしまえば以下のようになると考えています。

【自律神経失調症と判断】

・身体的な症状のみの場合は「自律神経失調症」
・身体的な症状から発展して、心理的な症状まで及んでしまったものは、「自律神経失調症」(心身両方の症状を抱える)

 
【うつ病と判断】

・心理的な症状のみの場合は「うつ病」
・心理的な症状から発展して、身体的な症状まで及んでしまったのが、「うつ病」(心身両方の症状を抱える)

分かりずらいところは、身体的な方から発症しても心の方から発症しても、心身両方の症状を抱えている場合ではないでしょうか。

その場合上記したように、身体と心のどちらが先に発症したのかで決められたらいかがでしょう。

 

本当は病名は問題ではない(どうでもいい)

問診表
自分が体調が悪い時、自分は何という病気なのだろうと、心配されるのはよく解ります。

そして「○○病です」と言われて安心する方もいらっしゃるでしょう。

自分が行くべき病院(診療科)を探すためにも、病名が必要だと思われているのかもしれません。

しかし、一番大事なのはどうすれば自分は良くなるのかです。病名は関係ありません!

定期検診を受けても、ここが悪いと病院は病名を付けて得意げに言うだけで、治してはくれません。

ただ薬を処方するだけです。

だから私は定期検診はもう20年以上受けていませんし、これからも受けるつもりはありません。

「治せないのなら見つけてもらわなくて結構です!」という考えです。

病名は病院にとって必要なものであって、患者には必要ないと思っています。

病院は病名をつけなければ治療ができず、保険も下りないのです。

そして病名を付けることで、薬が処方されることになります。

患者にとって病名が必要なのは、会社に出す診断書が必要な時ぐらいでしょうか。

 

まとめ

「自律神経失調」なのか「うつ病」なのかについてまとめさせていただきます。

自律神経失調症とうつ病は、どちらの症状が先に現れて現在の状況なのかによって、ある程度は判別できると思います。

身体の不調が先なら「自律神経失調症」

心の不調が先なら「うつ病}

しかし私はそこに重きを置いていません。

病名はどうでもいいと思っています。

症状を抱えている者にとって一番重きを置くところは、どうすれば改善するかということです。

改善するためにどこの病院に行くかで、自分の病名を迷っているんだよ!とおっしゃるかもしれません。

しかし、病名が分からなくても「整体」という選択肢があるんだと思ってください。

 

自律神経失調症もうつも「整体」で改善している事実

当院の施術風景
当院には「自律神経失調症」の方も「うつ病」の方も見えられます。

そして「整体」だけで改善されている方が多くいらっしゃいます。
 

なぜ「整体」で両方の症状が改善に向かうのでしょうか?

自律神経失調症もうつ病も、発症の原因は似ていると思っています。

肉体的な酷使で身体が疲弊していた

精神的な苦痛に悩まされ心が疲弊していた

住環境や生活環境などが急激に変わり、戸惑っていた

上記の原因で全身の筋肉が固くなり、「血流」・「神経」・「リンパ」の流れが滞っていた。

「心」が疲弊しているだけでも筋肉は固くなりますが、この事実を知らない人は多いです。

肉体の疲弊か心の疲弊で筋肉が硬直して固まっているために、上記の3つの流れが悪くなることで、心身のつらい症状が現れていると考えています。

筋肉が固くなり硬直していなければ、つらい症状はあり得ないということです。

当然ですが、筋肉を緩めて3つの(血流・神経・リンパ)流れを改善させることができれば、症状は改善するはずです。

この中でどちらの症状にも言えることは、「首」が固くなっているということです。

「首のコリ」は自律神経失調症にも、うつ病にも、とても関係の深いところです。

「自律神経失調症」の方も「うつ病」の方も、病名が分からなくても「整体」という選択肢があることをぜひご理解ください。

 

「自律神経失調症の薬に頼らない改善法」
自律神経失調症

 
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