「風邪薬は無意味」は医療界の常識?保険適用除外の動き 

先日ヤフーニュースで見かけましたが、
「風邪薬は無意味」は医療界の常識?保険適用除外の動き、とのこと。

このニュースの記事を抜粋して見てみると

7月18日付日本経済新聞は、この社会保障制度改革推進会議に関連し、健康保険組合の見方として風邪薬や湿布薬を保険適用外とする改革案を紹介していた。この案に反発を覚える消費者も多いかもしれないが、「風邪薬を保険適用から外す」というのは世界的な潮流から見れば違和感はない。
削減が医療の成果に影響しないと証明できる科学的根拠がいるのだが、実はそのような根拠に基づき「無駄な医療」を列挙したものがすでに存在する。米国医学会がまとめた「Choosing Wisely」である。
前出自著では「Choosing Wisely」の内容を100項目にわたってまとめているが、風邪に対してはあらゆる薬の処方は不要とされている。風邪に薬が要らないというのは、医療の分野では長く常識であり、風邪薬への保険適用は変えられない悪弊でもあった。日本感染症学会や日本化学療法学会はガイドラインで、風邪はほぼすべてウイルスを原因とするもので、抗菌薬は効かないとしている。さらに、「Choosing Wisely」では解熱薬すら無用であるとしている。従来の科学的な根拠によると、薬を使っても使わなくても風邪の治療には影響ないとわかっている。国としても、医療行為の成果につながらず、市販薬でも置き換わる薬に保険適用を続けていくわけにはいかない。そうした判断の下で、これから風邪薬が保険適用外となっても不思議はない。

ということのようです。

これが決まれば画期的なことです。

当院の風邪の効用【風邪の薬ではなく、風邪が薬】にも風邪の症状を薬で止めるべきではないと書いてきました。

風邪をひくことが身体にとっての薬であって、風邪の薬という発想が間違っていると・・・

風邪は治すという発想ではなく経過させること。

風邪をひくことは大病の予防になるとても意味のあること。

やっとここまで来たのかという心境です。

もっともっと医療改革を進めていってほしいと思います。

「国民皆保険制度」を維持するには必要不可欠の問題だと思っています。

これ以外にもまだまだ無駄な医療はたくさんあります。

薬ではどうにもならない、それどころか薬の処方でさらに悪化してしまっている症状は多いです。

 
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