腰痛や膝痛などで整形外科に行った際に、「特に骨には異常がありません」と言われて痛み止めの薬や湿布を渡されたり、注射を打たれることはありませんか?
これはあくまでも痛みを何とかしようとする処置でしかない、ということをご承知おきください。
腰痛や膝痛を根本から改善しようという処置ではないということです。
この痛み止めが、症状を慢性化へ繋げてしまうことも十分ありますので注意が必要です。
痛みとは(痛みの本質)
身体における痛みとは、火災報知器みたいなものだと思っています。
「身体に何か異常が起きていますよ」と言う身体からのサインということです。
そして痛み止めの薬というのは、現実に火災が起きているにも拘らず、にこの火災報知機をただ止めただけというように捉えています。
しかし火災が起きていなければ火災報知機が作動しないのと同じで、身体に異常が起きていなければ痛みを感じることはないはずです。
火災の場合、本来は火災報知機を止めるのではなく、火災を消し止めなければいけません。
消火活動をする人達も火災報知機に水をかけるのではなく、火事そのものに放水するはずです。
それなのに整形外科では骨のレントゲンだけを撮り、異常がないということで火災報知機を止めようとします。
この考え方が間違っているとずっと思っているのです。
それでは身体の火災はどこで起きているのか?
それはレントゲンに映らない「筋肉」です。
「筋肉」が異常緊張していたり、炎症を起こして痛みを発していると思っています。
そして、この異常緊張した筋肉が緩んだり炎症が治まれば、痛みは無くなるはずです。
痛み止めがなぜダメなのか
先ほど火災報知機で説明させていただいたように、痛み止めは火災報知機を止めるものです。
本来は燃えている火災を消し止めなければなりません。
火災が治まれば火災報知機も止まり、身体の異常が無くなれば痛みもなくなるはずです。
痛み止めが一番いけないところは、本来なら痛みで動かせない箇所が麻痺するため、動かせてしまうところです。
動かせば痛いということは、身体は「動かさないでくれ」と訴えているはずです。
ところが痛みが麻痺していると、普通に動かせてしまいます。
そうすると炎症を起こしている個所や、筋肉が異常緊張している個所が動かせるようになり、治ったと勘違いして動かすことでさらにその部分が悪化してしまいます。
それが、もう今さらどうにもならないとか、慢性化する大きな原因だと思っています。
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