レントゲンを撮って椎間板ヘルニアと告げられる方は、結構いらっしゃると思います。
その病名を聞いただけでとても暗くなってしまう、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、椎間板ヘルニアの95%は、手術の必要はなく改善するとも言われます。
恐れないで、まずゆったり構えてください。
椎間板ヘルニアとは
脊柱(背骨)は一本の骨ではなく、いくつもの骨が重なり合って出来ています。
一本の骨だとポキッと折れてしまう可能性があり、大変なことになってしまうからでしょう。
頚椎(首の骨)が7個、
胸椎(胸の骨)が12個、
腰椎(腰の骨)が5個
胸椎(胸の骨)が12個、
腰椎(腰の骨)が5個
この骨と骨の間にクッション代わりに椎間板というのが入っています。
椎間板がはみ出て神経を圧迫すると痛みが発生しますが、これを椎間板ヘルニアと呼んでいます。
代表的なのは腰椎の椎間板ヘルニアですが、頚椎の椎間板ヘルニアの方もいらっしゃいます。
椎間板ヘルニアの原因
椎間板ヘルニアは腰椎と頸椎に現れる症状です。
【腰椎椎間板ヘルニア】・・・腰
●腰に負担をかける急激な運動
スポーツなど急激に強い力が腰椎に加わることによって、椎間板が圧迫され支障が出てしまいます。
●日頃の悪い姿勢
猫背の姿勢や長い時間同じ姿勢を続けることが、腰椎に負担をかけることになり発症します。
●椎間板の老化
通常椎間板は20歳過ぎると老化が始まると言われ、徐々に外からの衝撃に対して弱くなってきてしまいます。
【頚椎椎間板ヘルニア】・・・首
●首に負担をかける急激な運動
スポーツや追突事故など、頚椎に急激な力が加わることで、椎間板が圧迫され発症してしまいます。
●日頃の悪い姿勢
特に最近言われているのが下向きの姿勢です。
猫背など胸椎が丸くなる姿勢の要注意です。
●椎間板の老化
腰と同じように首の椎間板も老化します。
椎間板ヘルニアのの症状
腰椎と頸椎のヘルニアの症状です。
【腰椎椎間板ヘルニア】・・・腰
・腰が痛い
・足がしびれる・痛い
・足が冷える
・足の筋力低下
・排尿障害・性器異常
・足がしびれる・痛い
・足が冷える
・足の筋力低下
・排尿障害・性器異常
重症化すると脊髄を損傷することもあります。
【頚椎椎間板ヘルニア】・・・首
・首が痛い(可動域が少なくなる)
・肩こり
・背中の痛み
・手がしびれる
・腕が痛い・だるい
・握力が低下する
・頭痛
・めまい
・吐き気
・耳鳴り
・肩こり
・背中の痛み
・手がしびれる
・腕が痛い・だるい
・握力が低下する
・頭痛
・めまい
・吐き気
・耳鳴り
その他、自律神経のバランスが崩れると症状は全身に及びます。