年代別の理想的な食事の食材・質・量とは
食事の質や量などは年齢と共に変わるものだと思います。また食材も年齢とともに変えるべきだと思っています。
じゃあ、理想的な年代別の食事とは何でしょう?
年齢別の呼び方がイマイチ分かりずらいですが、独断で以下のように区別してお伝えしたいと思います。
・乳児期(母乳を飲んでいる)
・幼児期(断乳・離乳後幼稚園まで)
・子供期(小学生)
・少年・少女期(中学生~高校生位)
・青年期(18歳~30歳位)
・壮年期(30歳~45歳位)
・中高年期 (45歳~65歳位)
・老年期 (65歳以上)
乳児期(母乳を飲んでいる)
母乳が一番だと思います。
できるなら市販のミルクより母乳をお勧めします。
母乳が出ないという方は「桶谷式」などを検索してみてください。
しっかりと母乳が出るようにサポートしてくれると思います。
人工的に作られたミルクは栄養面では問題がないかもしれません。
しかし赤ちゃんにとってのオーダーメイドではありません。
自分の赤ちゃんにとって一番適しているのは、その赤ちゃんを産んだ母親の母乳です。
母乳は栄養面だけではなくスキンシップや、免疫強化などにおいてもミルクよりとても優れています。
またお母さんのその後の健康にも、母乳を与えることは良い効果を与えてくれます。
しかしお母さんの食生活はしっかりしなければいけませんが・・・
幼児期(断乳・離乳後幼稚園まで)
母乳が終わって離乳食の段階に入ります。
早ければ6か月ほどから始められる方も多いと思いますが
あまり時期にこだわらない方がいいのではないでしょうか。
あまり早くてもアレルギーの危険性もあると言われています。
「西原式」では離乳食は1歳以降というようになっているようです。
【桶谷式の離乳食の与え方は】
5~6ヶ月ではタンパク質を与えず、7~8ヶ月から白身魚やとうふを与え始める。
9~11ヶ月になったら、油の少ない青魚・納豆・煮豆・ささみや胸肉のだし・ヨーグルトを試してみる。
油脂類はアレルギーを起こしやすいので10ヶ月以降。
そして、卵黄の固ゆでと肉そのものは1歳以降。
牛乳も1日に300~400ml以内。出汁や砂糖は1歳から。
となっているようです。ご参考までに
またこの時期から好き嫌いの問題が出てき始めます。
しかし私は個人的にそんなに心配することではないと思っています。
栄養面を考えてついつい悩んでしまうと思います。
しかし「そのうち食べてくれればいいや」位でいいのではないでしょうか。
栄養面より嫌々食べさせることの方が、よっぽどその後の影響が大きいと思っています。
極論ですがこの時期は、美味しい美味しいと言って食べる物だけでもいいと思います。
あまり栄養面は重視しなくても・・・そのうち食べるようになりますから。
栄養重視はもう少し大きくなってからでいいと考えています。
子供期(小学生)
まだこの時期は好き嫌いが激しくて、食べられないものが多い時期です。
ついつい食べたくないものを、無理やり食べさせようとしてしまいます。
先ほども書きましたが、あまり栄養・栄養と考えると、ついつい無理やり食べさせることになってしまいます。
まだあまり栄養宗教に洗脳されなくてもいいと思いますよ。
確かに幼児期よりは栄養面に気を付けなければいけないのかも知れませんが、過度に心配する必要はないと思います。
何とか食べさせようとして、子供の食事と大人の食事を分けて作ることも止めてほしいです。
ついつい子供の好きなハンバーグやカレーにして、大人は他のものを作って食べるみたいな・・・
これはこれで将来的に教育上の問題ありだと思っています。
我が家の今日の食事はこれ!
食べたくないのなら食べなくてもいい!
位の厳しい気持ちでいいのではないでしょうか。
食事としては、幼児期より少しタンパク質を増やすぐらいでいいと思っています。
少年・少女期(中学生~高校生位)
身体を形成するのに一番大切な時期です。
この時期は食べ物の質や量によって体系も変わってきますのでとても重要です。
この時期こそ栄養素を気にする時期ではないでしょうか。
この時期は勉強と同時に部活動などで盛んに身体を動かします。
当然それなりのエネルギーが必要です。
人生の中で一番タンパク質を必要とする時期だと思っています。
食事の中心は肉や魚などのタンパク質中心でいいと思っています。
ただその際は肉などの酸性を中和するように、野菜も同時に摂らせるようにするとよいでしょう。
タンパク質は筋肉をつくります。
また骨の形成も大事になりますのでカルシウムも必要になります。
エネルギーの元になる炭水化物も必要です。
様々な栄養素がしっかりした心や体系を形作ります。
この時期こそしっかり栄養を考えてほしいと思います。
青年期(18歳~30歳位)
まだまだ若い盛りで、活動的な時期です。
しかし、大学生、社会人となるにつれ、急に活動量が減少する時期でもあります。
少年少女期と同じような食事内容でもいいのですが、少し量を減らしたいです。
少年少女期と同じ量を食べていると、早い人はこの辺りから体重が増えだします。
タンパク質も少年少女期よりは少しセーブ目にしてもいいでしょう。
壮年期(30歳~45歳位)
青年から中高年の間です。
人生で一番脂がのっている時期ではないでしょうか。
結構活動的で人の上に立つことが多くなりますので、精神的なストレスがかかる時期でもあります。
このためこの時期は3大栄養素(脂質・糖質・タンパク質)よりも、ビタミンやミネラルの摂取を心掛けてください。
また、ストレスで過食にならないように気を付けてください。
もう一つこの時期気を付けなければいけないことは、栄養素よりも量です。
徐々に青年期よりも食べる量を減らすべきです。
同じ量を食べていると新陳代謝が徐々に衰えていますので、体重が増え生活習慣病予備軍になってしまいます。
中高年期(45歳~65歳位)
少年少女期に次いで大事な時期だと思っています。
この時期をしっかり乗り越えなければ健康で長生きできません。
この時期は新陳代謝も徐々に衰え活動量もめっきり減ってきます。
しかし男性は仕事上の付き合いや様々な人間関係で、夜の飲み会なども多くなることでしょう。
女性の場合は更年期ということもあり、ついついストレスで間食などが増えやすい時期でもあります。
新陳代謝が衰えているにもかかわらず、ついつい食べ過ぎ飲みすぎになり、体重が急激に増える時期です。
生活習慣病がささやかれる時期でもあります。
この生活習慣病の一切の数値をクリアして乗り切ることです。
そのためにはとにかく食べる量を減らすしかありません。
栄養は度外視してでも食べる量を減らすべきです。
夜の宴会が続いたら朝食べないとか昼を抜くとか、とにかく量のコントロールをする時期だと思います。
この時期に栄養を重視した人はほとんど生活習慣病で苦しんでいます。
3大栄養素よりもミネラル・ビタミン・食物繊維を重視してください。
普通に食事をしていれば、現在はちゃんと3大栄養は摂れています。
それよりもミネラルとビタミン・食物繊維を重視して、とにかく食べる量を制限することです。
それとどちらかと言えばベジタリアンな食事の方がいいと思います。
この時期で一番大事なことは、生活習慣病などの一切の食事制限を受けないで、老年期を迎えることです。
ここで食事制限を受けてしまうようでは、健康で長生きはあきらめるしかないと言わざるを得ません。
一切の食事制限と一切の薬の服用をしないで、老年期を迎えることが使命です。
老年期(65歳以上)
この時期になって必要なのがもう一度タンパク質です。
65歳を過ぎた辺りから急に筋肉量が減少してきます。
それまでの身体の使い方などで、骨格の歪みが見受けられ筋肉も固まってきます。
骨粗しょう症などもささやかれ始める時期です。
もう一度少年少女期のような食事に戻して、5大栄養素と食物繊維を重視してください。
活動量はめっきり減ってきますが、筋肉量もそれに負けないぐらい減ってきます。
タンパク質・カルシウムなどの栄養が必要です。
肉や魚を食べてください。
そして栄養を気にしてたくさん食べてください。
よく「食べられなくなったら終わりだ」などと言いますが、食べられなくなると徐々に元気がなくなってきます。
以前テレビで放送していましたが、金さん・銀さんでおなじみの銀さんの娘さんたちは、90歳を過ぎてからも肉をおいしそうに食べていました。
老人食などを食べるととたんに元気がなくなってきますので、美味しいものは何でも気にしないで食べてください。
目標は100歳で、ピンピンコロリです。
がんばってください。
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