ピロリ菌の除菌で嘔吐したというお客様

当院のお客様でピロリ菌の除菌後、いきなり黄色い液体を吐いてびっくりした、というお客様がいらっしゃいます。

その後1週間ほど食欲もなく、ほとんど食べていないということでした。

病院に行ったら、胃腸炎ということで胃腸薬が処方されたようです。

 

本当に嘔吐とピロリ菌の除菌は関係ないの?

ピロリ菌の除菌と関係あるのかと問うと、医師に関係ないと言われたとのこと。

そんなわけ無いでしょう!
関係ないとは決して言い切れないと思います。

とお話すると、

本人も生物も変なものも食べていないので、それに違いがないと思っているけど、違うと言われたからそれ以上は言えなかったとのこと。

早速いろいろと調べてみました。

やはりピロリ菌除菌の副作用による嘔吐だろうと思います。

ピロリ菌除菌には様々な副作用が書いてあります。

・下痢
・腹痛
・味覚障害
・じんましん
・逆流性食道炎
・・・等

副作用が気になる場合は医師に相談してください。

嘔吐は特に書いてありませんが、副作用はちゃんと書いてあります。

全くの無関係ではないと考えています。

 

しっかり自分で情報を得てください

また別の人ですが、以前にピロリ菌の除菌をした方がいいかと訪ねた人がいます。

私は自分の立場なら除菌はしないことを伝えました。

「70歳以上は特に除菌は必要ないでしょう」と言われていたのに、今年になって急に除菌を勧められて除菌したとのこと。

どうも慢性胃炎でも保険適用になったことと、医師の言うことが違ってきたことは大いに関係がありそうです。

なんだかなあ・・・

また無駄な保険が適用され、大切な保険料や国の税金が使われたかも。

ピロり菌の除菌に関しては、ガンなどのリスクが減るという考え方が主流ですが、特に必要ないという医師も存在します。

ご自分でも色々と調べられてから考えても遅くはないと思います。

 

医学的な数値が誇張されることがあります

ピロリ菌の除菌など医学的な数値を出すとき、リスクの表現などでよく%の表現がされます。

<例えば>
除菌をした人は
1000人中10人がガンに罹り

除菌をしなかった人は
1000人中13人がガンに罹ったとします。

そうすると10人と13人だけを比較して、30%リスクが高くなるとか、1,3倍になるういう表現がされるかと思います。

しかし、1%の確率が1,3%に上がるだけで大差はないともとれます。

本当は除菌をしなかった人の13人だけがガンに罹り、残りの987人は、除菌しなくてもガンには罹っていなかったのです。

表現の仕方で随分変わりますので、しっかり%の元の数字を見て判断して頂ければと思います。

除菌をさせたければ30%、1,3倍リスクが上がると言います。

医学会ではよくこの手が使われているようです。

嘘ではないですが、誇張するときに使われる手法です。

よくよく考えれば1%が1,3%になるだけで大した違いはないとも取れます。

%表記の場合は、しっかり元の数字を把握して自分なりに考えましょう。

 
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